先端環境計測・大気化学反応の研究室

煤の生成メカニズムの解明

煤生成メカニズム
煤生成メカニズム

 現在,内燃機関(エンジン)において火花点火機関より燃料消費率の低い(つまり,二酸化炭素排出量が低い)ディーゼル機関が着目されています.しかし,ディーゼル機関では不完全燃焼により発生する「煤」が大きな問題となっています.現状の煤排出量を抑制する方法としてはDPF(Diesel Particulate Filter)が用いられています.DPFは約90%の煤をトラップすることで排気ガスをクリーンにできますが,定期的にDPFを交換しなければいけないという欠点が存在します.
 そこで,現在,ディーゼル機関内の燃焼を制御する事で煤生成量を抑制する手法が求められています.本研究では,煤生成量を左右するディーゼル機関内の燃焼現象を理解するために,3つの分析装置(TOF-MS,SMPS,ATOF-MS)を用いて煤を分析し,煤生成メカニズムの解明を行っております.

コンピュータ支援による薬品管理システムの構築

東京大学薬品管理システム(UTCRIS)の構築・運用を行っています。

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